エロスとタナトス

エロスとタナトス 生命の円環 クリムト

みなさん、こんにちは。
セラピストあくあです。

ご訪問くださりありがとうございます♡

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東京都美術館で開催中の
「クリムト展」を見てきました。

グスタフ・クリムトは、
19世紀後半から20世紀初頭に
ウィーンで活躍した画家です。

芸術に関しての興味が
とっても偏っている私は
これまでクリムトについては
ほとんど無知でしたが、
今回初めて彼の絵画とじっくり向きあい、
心理学やスピリチュアル的な
気づきがあったので
シェアさせていただきますね。

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生命の円環|命はめぐる

クリムトは「生命の円環」をテーマとした
数多くの作品を残しています。

生命の円環 クリムト セラピー

こちらは初来日の『女三代』。

命はめぐる。
人は生まれ、老いて死に、
そしてまた生まれる。

仏教では「輪廻転生」
という思想があります。
そして東洋でも西洋でも古くから
「生まれ変わり」を描いた文学作品は
たくさんありますよね。

人生は「線」ではなく
「円」である

という概念は、
誰に教えられるわけでもなく、
人間の無意識のなかに
備わっているものなのかもしれません。

エロスとタナトス|生と死は表裏一体

生と死 エロス タナトス

芸術作品でも文学作品でも
生命の円環の描かれ方はさまざまですが、
クリムトの絵画の根底には
「生と死」
「エロスとタナトス」

というテーマがありました。

「エロスとタナトス」とは、
クリムトと同時代を生きた
心理学者フロイトが提唱した
人間の無意識における概念のひとつです。

エロスとは、生の欲動。
タナトスとは、死の欲動。
このふたつの本能は表裏一体である。

うーん・・・・
なんだか「???」って感じですよね。

人間は誰しも生きていくうえで
「幸せになりたい!」
という思いがベースにある
ものです。
これがつまり生の欲動ですね。

けれど、生きていれば
苦しいことは普通に起こるもの。
すると心のベクトルは
破滅の方向へ向かいます。
そして私たちの無意識は究極
その苦しみから解放されるために
「すべて壊してゼロにしたい!」
ってなるわけです。

この「ゼロにしたい」欲求が
すなわち「死の欲動」なのですが、
こうした無意識の破滅的傾向というのは
生命の円環に裏打ちされた欲動
と言うことができます。

すべて壊したい = 新しい自分になりたい

そう考えると、
エロスとタナトスが表裏一体
というのも納得できそうです。

フロイトの本能論について
正しく解説しようとすると
頭がこんがらかってきちゃうので(笑)、
これはあくまで私個人の解釈
だということをご理解くださいね。

・・・

実際、生と死をテーマとした
クリムトの絵画には、
エロスとタナトスを感じるものが
いくつもあります。

気軽に美術鑑賞をするつもりが、
まさか自分の思考が
人間の根源というところまで
及ぶことになるなんてびっくりです。

でも、これって実は
日常のなかにしっかりリンク
しているものだったんです。

クリムトの絵画と向きあっていたとき、
一枚のタロットカードのイメージが
私のなかで浮かび上がりました。

タロット「13. 死」の意味

タロット 死 生命の円環

恋愛相談のリーディングの際に
タロット「死」のカードが出てくると、
たいていの方は一瞬
ショックな顔をされます。

(๑º口º๑)

そりゃあ、そうなりますよね。

「DEATH」という文字そのものが
問答無用で恐怖心を煽ってくるし、
実際こんな死神が目の前に現れたら、
喜んでお出迎えするなんて
できっこありません。

でも、カードにこめられた意味を知れば、
怖がることなんて何もないんです。

タロット「死」のカードは、
生命の円環としての死を描いたもので、
あなたに「終わらせるべき何か」を
伝えようとしてくれています。

すでに役割を終えたもの。
もう必要がなくなったもの。
すっかり味わいつくしてしまった感情。
もはや「生気」がなくなった人間関係。

死とはそういったものたちのメタファーです。

つまりこのカードが出たときというのは、
あなたの生命エネルギーが
力を取り戻すために、
手放すべきものを

手放すタイミングが来ている
ということなんですね。

命が円を描いてめぐるように、
私たちは今この人生において、
成長という名の円環のなかにいます。

それは堂々めぐりではありません。
私たちの魂はあらゆる物事の生と死、
そして肉体の生と死を繰り返しながら、
螺旋を描いて上昇しているんです。

マゼンダオラクル 今世の課題 生命の円環

こちらはマゼンダ・ラブ・オラクル
「22. カルマ」のカードです。

人間はみな魂の成長のために、
このような螺旋階段を
一段ずつ昇っているんですね。

この螺旋階段、
今のあなたの目には
どんなふうに映っているでしょうか。

心が元気なエネルギーで
満ち溢れていたら、
「なんだか楽しそう!」
とワクワクして
どんどん昇っていけそうですよね。

でも、いつもそんな前向きに
ステップアップしていける人はいません。

日々のストレスで心が疲れ果てて、
昇る気力が湧いてこなかったり。
恋愛や人間関係の問題にぶち当たって、
このたった一段を上ることができず
しゃがみこんでしまうことだって
きっとあると思います。

タロットカードは、
そんなあなたの心強い味方。
あなたが今この螺旋のどのあたりに
いるのかを的確に示してくれて、
次に進むためのヒントを与えてくれます。

だからもし
タロットで「死」のカードが出ても
怖がらなくて大丈夫。

「死」は「生」と寄り添って
いつも私たちの心のなかにあります。

そしてその円環は
光り輝く理想の世界へと向かっています。

クリムトの絵画と向きあいながら、
そんなことを思ったのでした。

エロスとタナトスに支配されないために

クリムト エロスとタナトス

再び「エロスとタナトス」の
お話に戻りますね。

(おさらい)
エロスとタナトスは無意識の領域にあるもの。
エロスとは、生の欲動。
タナトスとは、死の欲動。
このふたつの本能は表裏一体である。

無意識というのは読んで字のごとく
「意識できない」もの。
それは私たちにすごく影響を与えていて、
無意識のなかで常に対になっている
エロスとタナトスは、
どちらかが優位になって
意識に上ってきます。

それがどんな状態なのか、
わかりやすく言うと↓こんな感じです。

エロス(生の欲動)
 =「幸せに生きたい」という無意識
 = ポジティブなエネルギー

タナトス(死の欲動)
 = 「破壊」「破滅」へ向かう無意識
 = ネガティブなエネルギー

前向きに過ごせる日もあれば、
落ち込んでしまう日もある。

ポジティブ思考で
がんがん行動できるときもあれば、
ネガティブ思考に陥って
ふさぎこんでしまうときもある。

そう、これってすごく当たり前のこと。

エネルギーの状態として、
100%ポジティブ
100%ネガティブ
なんてことはありえません。

よくスピリチュアルや
自己啓発の教えとして
「ポジティブになりましょう」
ということを言われますが、
この言葉を表面的に受け止めて
ネガティブを排除しようとすると
うまくはいかないものです。

しかも厄介なことに、
私たちの感情や思考のエネルギーは
ポジティブよりネガティブのほうが
ずっと強いため、
ネガティブを追い出そうとすればするほど
それはどんどんパワーを
増大させていくんです。

そんなネガティブな
エネルギーに支配されて、
「私はもうこの暗闇から
 抜け出せないんじゃないか」
と思いつめてしまう人もいるでしょう。

でも、どうか心配しないでください。
ネガティブな状態がそのまま
ずっと続くことはありません。
あなたはその暗闇から
必ず抜け出すことができるんです。

なぜなら、
自分がどんな状態であっても、
無意識のなかにはエロスとタナトス、
つまりポジティブとネガティブが
対になって存在している
からです。

もしも今すごく苦しい思いを
しているのだとしたら、
それは今のエネルギーの状態として
ネガティブが優位になっている
ということであって、
ポジティブが消えたわけではないんです。

たとえば、
こんなふうに↓イメージしてみてください。

私の無意識のなかには、
エロス(ポジティブ)さんと
タナトス(ネガティブ)さんという
双子のお友達がいる。

タナトスさんはとっても
わがままで厄介な存在だけれど、
エロスさんと同じように
あなたの心をかたち作る大切な友達。
大切なあなたの一部なんです。

だから、もしもネガティブに
振り回されそうになったときは
「今日はタナトスさんが
 やたら絡んでくるなあ」
という感じで受け入れてあげてください。

それは自分自身の心をそのまま認め、
許してあげるということです。

すると、無意識のお部屋に
引きこもっていたエロスさんが
「そろそろ私の出番かな」と
顔を出しはじめます。

そう考えたら、
ちょっと気が楽になりませんか?

ほんの少し意識するだけでいいんです。
自分の意識の持ち方が変われば、
エロスとタナトスが
暴れることはなくなります。
そして自然とバランスがとれるようになり、
健全なかたちで双方のエネルギーが
まわっていくようになります。

そんなエネルギーの好循環は
あなた自身が生み出すもの。

そのきっかけとして
タロットからのガイダンスをお伝えし、
あなたのエネルギーがよりスムーズに
循環できるようお手伝いするのが
私の役目です。

無意識のなかに存在する双子のお友達と
上手につきあっている自分を
イメージしましょう。

きっと今まで険しく感じられていた
螺旋階段の見え方も変わっていくはずです。

・・・

最後までお読みいただきありがとうございました♡

*あくあ*

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4 thoughts on “エロスとタナトス”

  1. あくあさん
    はじめまして!
    本日、YouTubeの動画初めて拝見して
    こちらにもお邪魔しました。
    たくさんのリーディングや
    エネルギーワークを体験してまいりましたが
    あくあさんの世界観、
    とてもあたらしい視点を
    共有させていただいてます!

    素晴らしい…(*´-`)💐です!

    あたらしい光をかんじています!

    わたしの親友のようなタナトスの
    大きなエネルギーは
    同じくらいの振り幅で
    エロスとも親友となれる
    可能性を秘めているということだと
    思って良いでしょうか?

    一つの現象に対して
    常に二つの対極するエネルギーが
    与えられているとしたら
    心が凪いでいきますね。

    素晴らしい記事をシェアしてくださり
    ありがとうございます!
    たのしみに、これからも、拝見させていただきます!

    1. mitsuさん
      コメントありがとうございます♡

      ご質問に関してですが、
      エロスとタナトス、
      ポジティブとネガティブは
      どちらもあなたを形成する大切な一部なので、
      すでに「双子の親友」として
      心の中に存在しているもの。

      その感覚はご自身の意識次第で、
      しっかり自己認知ができていれば
      それは素敵な双子の親友になりますし、
      いて当たり前という扱いをすれば
      親友としての価値は感じられないかもしれません。

      mitsuさんはきっと
      とても繊細な感性の持ち主なんですね。

      一方のエネルギーの強さを
      ご自身で認識されているのであれば、
      もう一方も同じくらいのエネルギーがあり、
      その振り幅が大きい方というのは
      感情のコントラストが強く、
      傷つきやすくもあるのだけれど、
      とても心が豊かな方なのだと思います。

      そのことを意識したうえで
      エロスとタナトスと上手におつきあいしていく、
      つまり心の状態を整えていくと、
      きっと見える世界はさらに豊かになっていきます。
      そして現実として自分の感情にふれる
      出来事や人間関係に対して
      安心して向きあうことができていく。
      そんな気がします。

      このやりとりをしているあいだにも
      mitsuさんの自己癒し力は
      ぐっと上がっていると思います(*˘︶˘*)

      私にとっても素敵な気づきでした!
      ブログの更新はかなりゆっくりですが(笑)
      今後もおつきあいいただけたらうれしいです。

      ありがとうございます♡

      *あくあ*

  2. あくあさん

    素晴らしいメッセージを
    ありがとうございます!
    拝見しているあいだに
    様々な体験と実感を繰り返した果てには
    すべてを
    ニュートラルなエネルギーの中で
    包括できる豊かさの可能性が
    みえてきました。
    あくあさんのおっしゃる通りの
    ビジョンがひろがり
    わたしを新たに
    癒してくれ
    これから導いていってくれるように
    かんじます。

    とてもとても
    ありがとうございます!

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